半島の猫 第七話

半島の猫 第七話

絵本半島の猫7話より~

翌朝早く、ひばりは薄緑の家に向かいました。

あの老人の低い、伸びやかな声が、ひばりの心を和ませ、空腹感さえ薄めてくれているのでした。
足の爪が、腐葉土にくさりくさりと刺さるようにして歩いていきました。

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