絵本半島の猫17話

絵本半島の猫17話

絵本半島の猫17話より〜
子猫たちが眠りに落ちました。

かあさん猫は巣穴をこっそり抜け出ました。

高木層が中木層をおおい、中木層が低木層をおおい、草むらは鈍く

光るばかりです。

それでも、かあさん猫はすいすいと暗闇の中をまるで昼間のように進んで

行くことができます。

網膜の裏に輝板という薄い膜がついていて、いったん網膜を透過した光

の束は輝板に反射して、40パーセントが網膜に集められます。その光

で暗闇を見通すことができるのです。

猫の能力のひとつであります。

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