半島の猫27話

「親子だな。明日もそろってやってくるだろうか。」

部屋に戻ると、ちょうど第二楽章に入ったところでした。

しばらくは目を閉じて聴き入っているようでしたが、

「あれから随分の時が経ったが、、、恋ごころも忘

れたままやなあ。」

と、呟きました。

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