すきあればとおもったけど。第五話

すきあればとおもったけど。第五話

カップから立ち上がる湯気がガラス窓に沿って流れてきて、おいらの鼻をくすぐる。 やっぱミルクやあ。 隙間に首を入れ、肩を入れ、脚を入れて近づいた。 いよいよ長い舌を出して、ミルクをすする。そこで、ひばりは動きを止め、首を引っ込めました。 おばちゃんの気配を感じたからしょうか。いや、、おばちゃんは料理に夢中です。では、なぜ、踏みとどまることができたのか。 これはこれからしばしば遭遇することになったちいさな不思議のひとつなのです。

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