南向きの大きなガラス窓目指して、一気にデッキを駆け上がって、中をのぞくと、大型の猛獣がいっぴき後ろ足で立ってあたりをくるくる回っていました。
それはなんとも奇妙な姿でした。それだけではありません。空いた二本の前足で餌を捉まえる動きを繰り返していますが、餌がどこにもないのです。いったい何をしているのだろうと身を乗り出したとき、その生き物はひばりに気付いたらしく、こっちをじっと見たのです。
ひばりはあわてて身を縮め、デッキを蹴って数m下に着地し、転げるように薮に駆け込み、シダの下をむちゃくちゃに走りました。
大型の猛獣ですか (笑)
確かに!
浴衣姿の爺さん
ひばりには、猛獣に見えたのね。
今では 相思相愛の仲 ♡
あの時は、考えられなかった。