おいらがおっちゃんに聞きたかったこと

おいらがおっちゃんに聞きたかったこと

おっちゃんに聞きたかったこと

「おっちゃん、いくつなん?」

「四十」

「そんなことないやろう。どう見てももう60は越えてますよ。」

「ここだけの話。うちの親爺が死ぬ間際に、男四十にして惑わず、ここまでくりゃもう安心やゆうて、こっくん、、、せやから、四十は間違いない。」

「それは、親爺さんが亡くなった時のことでしょ。親爺さん死なはったのん、いつのことです?」

「早いもんやなあ、親爺死んでもう30年なるわ。今朝もおばちゃんと話したとこだ。」

「おっちゃん、もう70や。もうちょっとしっかりしてもらわんと。」

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